さくらももこ 原作
1997年12月 初版発行
ゴールデンウィークのブックオフウルトラセールの戦利品その2です。
コジコジのメルヘンでシュールな世界観が再現されつつも
小学校低学年向けの本なのでクイズやゲームは優しくお話も楽しめるかわいい本になっています。
コジコジのアニメはYouTubeで配信されているのをたまにゆるく見るくらいにはメルヘンの国に染まっているので嬉しいですね!
最初に登場人物のキャラ紹介です。
かわいいけど既にシュールさに溢れています。
コジコジの登校から始まります。
コジコジは3年インコ組(セキセイ)に在籍しています。
そして教室へ…ですがアニメ版の教室を見ているとかなり違和感のある席になっています。
ほぼセットでいるブヒブヒとスージーが最前列にいて離れているだと…?
(ブヒブヒの隣の頭花くんは色々不憫ですね)
ハレハレ君とジョニー君が離れているのもコレジャナイ感があります。
アニメ版の教室はセリフがないモブ生徒がいたりと賑やかです。
あとこの本は学校スタートの割に先生は登場しません。
そして授業中にクイズを出してくるコジコジ。
このフリーダムさがたまりません。
ゲランが学校でファッションショーを開こうと提案するも
すぐ用意ができるハイキングがいいとコジコジが提案して
ノリのいいみんなはいくことになりました(超展開)
ゲランは本でも愛すべき王様です。
勉強になるところとして物知りじいさんの湖へ行くことになりました。
この時点で選択肢を間違ってる気もします。
物知りハンドブックは垂涎のアイテムですね!
湖まで遠いので道中みんなでクイズを出し合います。
ゾラが活躍するページはちょっとレアですね!
大量のゾラ玉は絵的にかなりシュールです笑
メルヘンの国版ちっちゃいものクラブメンバーのトミーとテル子とカツブーのクイズも超かわいいです。
道中森で迷うもモーセのごとく木が避けて道が現れたりします。
そして山へ。
アニメ版12話の「メルヘンの国の悪者達」の終盤に出てくる山にどことなく似ています。
【公式】さくらももこ劇場 コジコジ 第12話「メルヘンの国の悪者達」 - YouTube
※かなりシュールな回です。
湖に到着!
物知りじいさんがここまで歓迎される優しい世界が繰り広げられます。
飛び交う質問たち。
ジョニー君の質問はヘビーです。
6番は大相撲の巡業ならワンチャンありそうです。
8番は今夜ですね!
めんどくさくなったじいさんは物知りハンドブックをばら撒きます。
しかし全部スージーとブヒブヒに強奪されて10万円で売りつけられそうになります。
子供向けながら今時ありそうな展開ですね!
小躍りするブヒブヒの前でもう少しで嵐がくるとしれっと大変なことを呟くハレハレ君。
ハイキング行く前に言えと思いつつ嵐は局地的に来たので良かったです。
嵐は悪人だけを攻撃しました。
物知りハンドブックはじいさんの元へ…
日が落ちて疲れてしまったみんなは泊まることに。
森の中から食べ物を集めてくるタヌキ君は有能すぎます。
この後は楽しい宴でちょっと羨ましかったりします。
翌日はモグラ君と一緒に掘った抜け穴から再び学校に向かうよ!という最後です。
コジコジたちの楽しい日常は続く、楽しい終わり方ですね!
低学年向けかと思いきや超展開が多く楽しかったです!
毎月5〜6万でゆとりを持って暮らせるメルヘンの国が正直羨ましかったりしますが
こういう本を見つけるために楽しく生きています◎
コジコジゲームブック 1 (ポプラ社の新・小さな童話 159)