あずきちゃん 女の子おうえんブック
アニメKC(講談社)
KKコミックス 編
企画 ティーンズライフ委員会
1997年4月23日発行
NHKでやっていたアニメ「あずきちゃん」の思春期の女の子向けに編集された本です。
あずきちゃんは元々なかよしで秋元康さん原作、木村千歌さん漫画で連載されていたラブコメ漫画で、
当時のNHK衛生第2と教育テレビでアニメ化されています。
あずきちゃんといえばアニメを見てから原作を読んだピュアな(特に)男性ファンの方々が
中学生編を見てショックを受けたという有名な話があるので少しだけ原作とアニメの違いを載せておきます。
あずきちゃんの原作漫画は小学5年生〜中学卒業までの成長と登場人物の心の動きが描かれた少女漫画です。
作画の木村千歌さんは元々もっと対象年齢が上の女性向け漫画誌で連載されていた方で、
素朴で暖かみのあるかわいらしい絵柄ですが性表写も含んだラブコメ作品を描かれていました。
あずきちゃんは小学生編(2巻まで)はアニメと同じような小学生のほのぼのとした恋や友情のお話がメインですが、
中学生編(3巻〜5巻)になると恋愛模様が変化します。
あずきちゃんの前に別の男の子が現れて気になりだし、
最終的に2人の男の子の間で思い悩む展開になります(中学生編の賛否が分かれる理由は大体これ)
リアルといえばリアルですが特にずっとアニメを見てきた方には堪えるかなと思います…笑
アニメ版は小学校5年生の設定で3期全117話放送されました。
シリーズ構成や脚本はサザエさんやキテレツ大百科で有名な雪室俊一さん。
原作の話が少なめのキテレツ大百科と同じように、主に上の画像のクラスメイトたちのキャラクターが掘り下げられ、
回を追うごとにあずきちゃんのお友達たちの掛け合いが面白くなっていくアニメになっています。
ラズマタズの主題歌も爽やかでとても良かったです。
のんびり見ていられるアニメなので配信があればぜひまた見たいです(未配信です)
原作は原作で面白くアニメはアニメで楽しいのですがこの辺の違いは押さえた方が良いです!笑
導入が長くなりましたがこの本はメインターゲットのあずきちゃんと同い年くらいの女の子たちを応援する本です。
なので読者の女の子からの相談にあずきちゃんがアドバイスをしたりします。
パラパラマンガがあるのも良いですね!
ちなみにこの本はAmazonの価格がえらいことになっていますが、
上の画像のごとくなぜか線が引かれていたためお安く購入できました。
なのでよく線があります!笑
女の子向けの本らしく手作りページがあるのが面白いです。
個人的に大好きなコーナーで見ていて楽しいですね!
作中であずきちゃんが作ったロールサンドのレシピがあります。
他にはクッキー、バレンタインチョコ、ハンカチのイニシャル刺繍やそっくりマスコットの作り方があります。
ヘアアレンジ特集もあります。
イラストがとてもかわいいですね!
ファッションページも楽しい!
ヨーコちゃんのオーダーメイド水着が眩しいです。
思春期ならではの心や体の相談のページもあります。
無理なダイエットはするな、健康的にやれというヨーコちゃんの正論すぎるアドバイスが素晴らしいです。
栄養素を解説したページもあり読み応えがあります。
小学生あるあるなお悩みにも答えています。
ジダマとかおるちゃんのケンカ回を交えての回答は説得力がありますね!
アニメ版あずきちゃんのほのぼのラブコメ感が詰まったページです。
勇之助くんが少女の憧れる理想的な男の子すぎるのも中学生編の好き嫌いが分かれる原因かなと思います…笑
みんな大好きおまじないページも!
やっぱり消しゴムは鉄板ですね!
あずきちゃんの女の子向けの本を紹介しました。
みんなの悩みにあずきちゃんたちが答えてくれるのが等身大な感じがしてかわいかったです。
そしてアニメも漫画も読みたくなってきた…笑
漫画は電子書籍がありますがアニメ版の配信もされるといいなと思っています!