ももちっく天使(集英社) 表紙より
ももちっく天使
りぼんマスコットコミックス(集英社)
小桃印子 著
1996年4月20日発行
夏至が過ぎ桃のシーズンがやってきました。
桃といえばももちっく天使だよね!ということで久々にりぼんマスコットコミックスの紹介です。
甘くておいしい桃は女の子が好みそうなモチーフで、
女児向けアニメではウェディングピーチやキュアピーチが活躍するフレッシュプリキュアなどもあります。
そんな女の子が好きな要素にさらに天使が加われば
最高にかわいいものになるに決まっています。
ももちっく天使という名前だけで期待できます。
ももちっく天使(集英社) 1ページより
これがももちっく天使です。
今はなきりぼんオリジナルで連載されていた小桃印子さん作のギャグ漫画です。
当時コミックスを買ってはいたもののいつのまにか手放してしまっていたので今回買い直しました。
この漫画を思い出したのは少し前に東京国立博物館でやっていた特別展「東福寺」で
寒山拾得(かんざん じっとく)の絵を見たからでした。
寒山拾得…知ってる!りぼんで読んだ!
そうしてももちっく天使を思い出しました。
りぼんで培われる教養は半端ないですね!
ももちっく天使(集英社) 3ページより
天使の国分寺ありすが天上界から人間界に落とされてしまい、
女子高生の桃香と一緒に過ごすことになって…という異次元エンジェル・コメディです。
改めて見てもよくこれがりぼんでやっていたなと思います。
ももちっく天使(集英社) 4〜5ページより
初登場で激臭を放つ主人公。
ありすを死相があると勘違いした天人により落とされます。
ももちっく天使(集英社) 12ページより
人間界に落ちたありすはバースデープレゼントとして女子高生の桃香に贈られます。
(見世物小屋で売られていたらしいです)
そして桃香とありすのシュールでちょっぴりあぶない日常が始まります。
ももちっく天使(集英社) 18ページより
ももちっく天使は天使が主人公なだけあり、様々な登場キャラが出てくるのが見どころです。
先程述べた寒山と拾得はこちらです。
久々に会えて嬉しいです(謎の感動)
ももちっく天使(集英社) 23ページより
愛の神カーマ。
ヒンドゥー教の神様カーマデーヴァです。
寒山と拾得が連れてきました。
ももちっく天使(集英社) 38ページより
戦いの女神カーリー。
さすがに少女誌なので紹介は戦いの女神とだけの紹介ですが、
生き物を食い殺すのが趣味とは触れてありました。
ももちっく天使(集英社) 94ページより
貧乏神。
さきほどの神々があまりに強烈だったため、
攻撃的ではないだけでかなりマトモに思えますが
なにせ貧乏神なので桃香の家がえらい目に遭います。
ももちっく天使(集英社) 100ページより
ムッシュ花菊。
神々だけでなく宇宙人も出ます!
舞妓おたくの宇宙人という強烈なキャラです。
このムッシュ花菊に桃花たちは拉致されて舞妓の修行をさせられます。
ももちっく天使(集英社) 169ページより
単行本に同時収録の短編「ファンタスティック!ノータリン」もかなりぶっ飛んでいておすすめです。
この謎の生き物(名前 ファンタジーパピーヤスダ)の存在感が半端ないです。
ももちっく天使(集英社) 裏表紙より
このぶっ飛んだ天使マンガは紙の単行本は絶版ですが、
小桃印子さんの手によりKindle版が配信されています!
しかも100円で購入できます!
もちろんKindle版も買いました!
いつでもありすや桃華、寒山拾得たちと会えますね!
そしてなんとLINEスタンプもあります!
ももちっく天使 - LINE スタンプ | LINE STORE
もちろん買いました!
LINEが華やかになること間違いなしです!
ブログ更新のために改めて読んでいましたが
りぼんのギャグの幅広さに驚かされていました。
梅雨がまだまだ続きますがとにかく笑いつつ楽しく更新できたので良かったです◎